はるちゃんが生まれてからずっとお世話になっている村の助産院。ご夫婦と猫ちゃん2匹、わんちゃん1匹が暮らしています。なんとなく感じとってはいましたが、先日の救急&防災講座でお子さんがいないと話していました。
でも、子どもがいないのではなく「できない」のではないか。だって、奥さんは助産師をしていて、旦那さんも託児でよその子を抱っこにおんぶしていたりと、ふたりとも子どもが好きそうだから。多少ながらも不妊治療を経験したからこそ気になっていましたが、こんな繊細でプライベートなこと聞けません。
そして昨日のInstagramで、助産師さんによるこんな投稿がありました。
調べてみたら、非閉塞性無精子症とは、先天的または後天的な理由により精子が作られない症状のことだそうです。
「愛する人と結婚をし、愛する人との子どもが欲しい。」子どもが好きで、ほぼ毎日のように子供と接する仕事をしている人ならなおのこと、その夢が叶わないという現実に向き合うことがとんだけ苦しいことか。それなのに、お二人とも施術や育児相談で会う時はいつも笑顔で迎え、明るく振る舞って元気をくれます。その姿を思い出すと涙が溢れる。
世の中には努力したりお金を積んだりすれば叶う夢もあります。でも、結婚や出産は必ずしもそうではありません。私は望んで、努力して、多少のお金を積んで、結果的に結婚もできたし、子どもも授かることができました。なんて幸せなんだろうか。なんて有難いことなんだろうか。
自分の苦しさや悲しさを表に出さず、他人の幸せに寄り添えるこの夫婦には頭が上がりません。自分の弱さを隠すことが美しいとかそういうことではなく、弱さに負けて他人を妬んだり羨んだりせず、むしろ優しくなれることがすごいと思うのです。こういう方に支えてもらって子育てが出来ているということに感謝しなければバチが当たる。
今度、助産師さんに会ったらこの本を読ませてもらいたいと思います。
コメント