親がどんなに子どもを愛していても、それが伝わらなければ意味がない
親がどんなに子供のことを思って、子供のためによかれと熱い思いを、精一杯注ぎ続けてきた結果が、「親になんて、絶対本音を話さない!」「アイツ、ウザイ!」という子供からの拒絶を生むことがある。
これは、親の愛情が愛情として子供に伝わっていないからに他ならない。
親が愛情をもって子供のために厳しく躾けた、と言っても「虐待を受けた」と答える子もいる。
親がどんなに子どもを愛していても、それが、子どもに伝わらなければ意味がない。それどころか悪影響さえ与えることになる。
伝わらないのは、コミュニーションが取れていないから。自分の思いを正しく伝えるコミュニーション方法を学ぶ必要がある。
男女の場合もどんなに相手を思っても伝わらないこともある
男性がある女性のことをどんなに好きになって、その人のことを本気で思って、その人のために自分の持てることをすべてやったとしても、その女性が望んでないことであれば、ただの押し付けにしかならない。
僕はこんなにもあなたのことを思ってるのに!という自分の感情を相手に押し付けているだけ。
相手からしたら、ウザくて、重くてたまったものじゃない。
また押し付けが行きすぎたらストーカーになる。逆恨みして殺人にも至るかもしれない。
女性の場合も同じ。ある男性のことを本気で好きになって、その人のことが好きだからと一生懸命にお世話したり、料理をしたり、あれやこれやと尽くしても、相手の男性がそれを望んでいなければ、ただただウザくて、重いだけ。
女性は「私が」お世話したい。「私が」料理したい。「私が」尽くしたい。と相手の気持ちを無視して、自分の気持ちを押し付けているだけ。
相手の人がやめて欲しいといっても、押し付けていることを反省してするどころか、「あなたは私の親切をわかってくれてない。」「気持ちを察することができないあなたが悪い」と、相手の非難を始めることもある。
親と子の場合と同じく、男と女、女と男の関係でも、同じくコミュニーション障害が発生する。
目指すべき姿
目指すべきはコミュニーションがうまく取れる状態。つまり、自分の愛情が相手に愛情として伝わる。心が通う状態が実現できること。
自分の感情を押し付けるのではなく、子供や彼氏、彼女が、自らあなたに楽しそうに話しかけてくる。聞いて聞いてと嬉しそうに近寄ってくる。
相手をそういう状態にさせてあげることが、相手のことを思って、愛情を注ぎ、精一杯の努力をするということ。
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